かきむしるほど苦しい 逆流性食道炎 の胸痛が 麹 で治り体調も良好 になった私の体験を紹介します。
薬を飲み忘れると心臓のあたりに激痛が
私は 10 年ほど前から 逆流性食道炎 の症状に悩まされるようになりました。食事のあと、すぐに苦くてすっぱいような液体がのどにぐっと上がってきます。ゲップなどをしてしまったときには非常に辛く困りました。
食べたものがなかなか消化されずに胃が重く感じてしまう「胃もたれ」や、食後に胸が焼けつくように痛くなる「胸やけ」などが、初期症状です。
逆流性食道炎の場合は、「食べたものや酸っぱいものが口の中に戻ってくる」ことが多く、げっぷの回数が増えたり、のどや耳の奥に違和感を覚えたりすることもあります。
胃の症状なのに、心臓が悪いのでは?と思ってしまうこともあります。胃が苦しいのか心臓が苦しいのかよくわからなくなってしまうことがあります。
ひどくなると食べ物が飲み込みづらくなったり、声がかれたり、口内炎が多発したりすることもあります。食べることが辛くストレスになります。
もともと昔から胃が丈夫ではなく、揚げものを食べるともたれるようなとは多々ありましたが、呑酸(すっぱいものや苦いものがのどに上がってくる症状)は初めてで、気分が悪くなりました。
どちらかといえば早食いで甘いものにも目がありませんでした。甘いものを控え、よくかんで食事をするように努めましたが、症状は改善されず、そのうちに胸の痛みまで感じるようになりました。これには本当に参ります。日を追うごとに症状は悪化していったように感じます。
正式に 逆流性食道炎 と診断されたのは、健康診断で胃カメラを飲んだときでした。医師から胃酸を抑える薬を処方され、朝食後に服用しました。
呑酸は治まったものの、胸やけや胃もたれは治りませんでした。数年後には、うっかり薬を飲み忘れると、かきむしるような胸痛が出るようになったのです。
そんなとき、知人からすすめられたのが、麹(こうじ)でした。麹を毎食後にとりはじめると、まず 3 日に 1 回だった便通が 1 日 1 回になり、スムーズに排便できるようになりました。
麹 働き
- 栄養素の分解
- 栄養素を消化・吸収しやすく分解します。旨味を感じるアミノ酸を生み出したり、食物をやわらかくする力があります。
- 消化サポート
- 麹のアミラーゼがデンプンをブドウ糖に、プロテアーゼがタンパク質をアミノ酸に分解します。酵素の力により、ある程度分解された状態で摂取できるため、体内での消化・吸収がしやすくなります。
- 腸内細菌活発化
- 麹の酵素によって生み出される「オリゴ糖」は、腸内細菌"善玉菌"の大好物です。これをエサにして善玉菌が繁殖します。
麹には免疫力を向上させるはたらきがあります。 麹に含まれる酵素の働きによってオリゴ糖がつくられると、腸内の善玉菌が増え、腸内環境が改善されます。 腸内環境が改善されると免疫細胞が刺激され、免疫力がアップします。
まず、便通が改善すると、胃腸の調子が少しずつ上向いてきました。ものを食べるとそれから 5 時間ぐらいは、
- だるい
- 眠い
- やる気がでない
- 胃の不快感がしんどい
.とホントに困っていました。まるで元気がでないのです。ところが、胃腸の調子がよくなってくると、それに比例して疲れがたまらなくなり、体調がよくなりました。これは食べたものをちゃんと消化してくれているということだと後で知りました。
麹には多くの酵素が含まれています。酵素には食物の栄養を分解して消化・吸収を助ける役割があります。
麹に含まれる酵素には、アミラーゼ、プロテアーゼ、リパーゼ、ペクチナーゼなどその数は30種類以上とも言われており、まさに麹は酵素の宝庫です。女性にとって嬉しい成分であるビタミン類を生成する働きがあることや、消化のサポートをする働きがあることから、私のような 逆流性食道炎 には非常に効果的です。
そして、私の場合は胸やけや呑酸の回数も減り、症状も軽くなってきました。ごはんを食べると酸っぱいのがあがってくるのがイヤでかまえていましたが、今はそんなこともありません。あれほど食事がストレスだったのに 麹 を摂るようになってからは食事が少しずつ楽しくなってきました。
そこで、思い切って薬の量や回数を減らしてみましたが、薬を飲み忘れると必ず起こった胸痛も起こらなくなり、今では 逆流性食道炎 の症状は、ほぼなくなりました。今でも、食べすぎたときや好きな甘い物を食べたときには、麹を多めにとるようにしています。麹 様々です。私の弱った胃腸を助けてくれる 麹 には感謝しかありません。
逆流性食道炎の薬をやめられる日も近いのではないかと感じています。
麹水の作り方 大さじ山盛り 1 杯分程度( 約12g )を、水やぬるめのお湯などに溶かしたものが 麹水 - 酒粕粉末で作った麹水を使ってみての感想
https://memo-note.com/sakekasu/2018/01/-2.html
逆流性食道炎までいかなくても、胃腸の調子が芳しくない場合は、こちらで胃の症状についてチェックしてみるといいかもしれません。生活する上で注意したいのは、禁煙を心がけるとともに、寝るときには上体を高くして胃液の逆流を防ぐ工夫も必要。
そのほか腹部への圧迫を避け、便秘しないように注意する。肥満している人は、標準体重に近づける努力も大切です。私は便秘が改善されたタイミングで胃の症状が少しずつよくなりました。