子供 ダイエット しなくてもいい という間違いがあります。子供たちは、かなり深刻な状況に置かれています。10年以上前のデータですが5歳児の4分の1に、10歳台の98パーセントに動脈硬化が始まっているという深刻なものもあります。
子供 ダイエット しなくてもいい は間違い
また高脂血症の子供はビタミン外来でも、しょっちゅう見かけます。正しく代謝を改善することで、ほとんどの子供が良くなりますので子供にもダイエットは不可欠です。
1. 放置すると将来の生活習慣病リスクが高まる
小児肥満は、高血圧・高脂血症・2型糖尿病のリスクを高めます。
「成長すれば自然に痩せる」と思って放置すると、大人になってから深刻な健康問題を抱えることも。
2. 「痩せさせない=健康管理しない」ではない
子供のダイエット=無理な減量ではなく、
「食習慣の見直し」「運動の習慣化」など生活改善が中心。
それを「ダイエット=悪」と思い込むと、適切な指導の機会を逃すことになります。
3. 子供は「肥満のクセ」を覚えやすい
小さいうちから食べ過ぎ・運動不足・間食依存が続くと、脳や体に「太るクセ」が身についてしまいます。
思春期以降に変えるのは難しくなるため、早めの介入が重要です。
4. 周囲の「放任主義」が自己肯定感を下げることも
太っていても周囲が「気にしないでいい」と言っても、本人が悩んでいるケースもあります。
無視することで「自分の悩みを軽視された」と感じ、かえってメンタルに悪影響を及ぼすことがあります。
では、子供に必要なのはどんな対応?
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無理な食事制限や体重至上主義ではなく、健康的な生活習慣の支援
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親子で一緒に運動する、野菜中心の食事を作るなどポジティブな関わり
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体重よりも「元気・よく寝る・よく動く」といった指標で見守る
まとめ
「子供はダイエットしなくていい」という言葉を「何もしなくていい」と受け取るのは危険。
大切なのは、痩せさせることより、健康に育てる習慣をつけることです。