肝臓悪い 食習慣の改善 (ひとり暮らしの場合)

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肝臓の数値が悪い酒好き 健康診断で注意されました。私はアルコールが大好きで毎晩飲んでいるのですが、それからは少しアルコールを控えめにするようにしました。しかし、今年の健康診断でもまたひっかかってしまい、さらに、状態は去年よりも悪くなっていて、このままでは良くないと言われてしまったのです。

肝臓悪い 食習慣の改善

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すぐに治療が必要というほどではないけれど、これからは食事を変えなければいけなくなりました。私は独身で一人暮らしをしているので、食事は自由で、好きなものを好きなだけ食べていました。食事に関していろいろ見直さないといけないのかもしれません。

朝食は毎朝トーストとコーヒーを口にして、仕事へ出かけます。昼食は、会社の社員食堂が充実しているので、いつもそこで定食を食べています。夕方、缶コーヒーを飲みながら一服するのが習慣です。

仕事で帰りが遅くなり、夜は10時や11時くらいから大好きな酒を飲みはじめます。外で飲むこともありますが、たいていは家でビールを飲んでいます。帰りがけにコンビニやスーパーに寄って、酒のつまみにする焼き鳥、チャーシュー、ぎょうざや揚げものなどを買ってきます。

健診で肝臓の数値が悪かった理由については、ただ単にアルコールの摂りすぎだと思っていたのですが、医師によると問題はそれよりも食べもののほうにあるということでした。

つまみにしていたのが、惣菜の中でも肉系のボリュームのあるものが多かったのがいけなかったようで、カロリーの摂り過ぎで、肝臓が脂肪肝の状態になっていました。そこで、病院で食事指導を受け、カロリーを抑えた食生活の改善が始まったのです。

まず、朝はバターたっぷりのトーストからご飯に変えました。自炊が大変なら、おにぎりなどを買って食べてもいいということで、最初のうちは自分で用意していたのですが面倒になってしまったので、コンビニで味噌汁やお茶と一緒におにぎりを買うようにしました。昼の社食では、なるべく揚げものが少ない定食を選ぶことにしました。午後のコーヒーはひと息つくために飲んでいるので止めたくないというと、缶コーヒーはほぼ砂糖を飲んでいるようなものなので、ブラックにするかお茶をすすめられました。

深夜にボリュームのあるものを食べなくてもいいように、夕方5時~6時頃におにぎりのようなものを食べておくといいというので、そうするようにしました。

そして、アルコールに関しては、ビールだと油っこいものが食べたくなってしまうので、毎日飲むなら週の半分くらいにしておき、あとは日本酒や焼酎にしたほうがいいということでした。私は、アルコールはきっぱり止めるように言われると思っていたので、少しホッとしました。また、つまみは肉が多かったのですが、刺身や焼き魚、冷や奴などに変えました。

すると、食事を変えて3か月ほど経った頃には、肝臓の数値が上昇していたのが止まったのです。この食事を続けていれば、やがて数値が下がってくるのではないかと期待しています。自分で一番感じたのは、朝起きたときに胃がすっきりしていて気分がいいことです。朝食もおいしく食べられるようになりました。

肝臓の数値を下げるための食事の基本的なガイドライン

  1. 低脂肪食: 高脂肪の食事は肝臓への負担を増加させることがあります。脂肪を控え、特に飽和脂肪酸やトランス脂肪酸を制限することが重要です。

  2. 高繊維食品: 食物繊維を豊富に含む食品(野菜、果物、穀物、豆類)を摂取しましょう。繊維は消化をサポートし、体内の有害な物質を排出するのに役立ちます。

  3. 低糖分食: 高血糖は肝臓に負担をかけることがあります。糖分や糖質を制限し、血糖値のコントロールを重視しましょう。

  4. 高品質のたんぱく質: 肝臓の修復と健康には良質のたんぱく質が必要です。鶏肉、魚、豆類、豆腐、ナッツなどのたんぱく質源を摂取しましょう。

  5. ビタミンとミネラル: ビタミンやミネラルが肝臓の健康に寄与します。特にビタミンEやビタミンC、亜鉛、セレンを摂ることが重要です。

  6. アルコール制限: アルコールは肝臓に大きな負担をかけるため、アルコールの摂取を控えるか、適量に抑えるべきです。肝臓の数値が高い場合、最良のアプローチはアルコールを避けることです。

  7. 水分摂取: 十分な水分を摂ることは体内の有害物質を排出するのに役立ちます。水を適切に摂取しましょう。

  8. 少量の食事を頻繁に: 大量の食事を摂る代わりに、小さな食事を頻繁に摂ることで、血糖値とエネルギーレベルを安定させるのに役立ちます。

お酒の量について

肝臓の数値が悪い場合、アルコール摂取については非常に慎重であるべきです。アルコールは肝臓に負担をかけ、数値の悪化につながる可能性があります。したがって、医師の指導に従い、アルコール摂取を制限または避けるべきです。

アルコールの適量は一般的に以下のように定義されています:

  1. 女性の場合: 1日にアルコール標準ドリンク1杯以下(約14グラムの純アルコール)
  2. 男性の場合: 1日にアルコール標準ドリンク2杯以下(約28グラムの純アルコール)

ただし、肝臓の数値が悪い場合、これらのガイドラインを無視し、アルコール摂取を最小限に抑えることが重要です。肝臓の数値の悪化は、肝臓の疾患や肝臓への損傷を示す可能性があります。アルコールの摂取が数値の悪化に寄与する可能性が高いため、医師の指導に従って、アルコールを適切に制限または避けることが大切です。

肝臓におすすめの食材

肝臓の健康をサポートするためにおすすめの食材は以下の通りです。これらの食材は肝臓の機能を向上させ、肝臓を保護するのに役立ちます:

  1. レモンとライム: レモンやライムに含まれるビタミンCは、抗酸化物質であり、肝臓の解毒プロセスをサポートします。また、胆石予防にも役立ちます。

  2. グリーンティー: グリーンティーに含まれるカテキンと抗酸化物質は、肝臓の機能を改善し、肝臓細胞を保護します。

  3. アボカド: アボカドは健康な脂肪とビタミンEを豊富に含み、肝臓の機能をサポートし、肝臓脂肪蓄積を減少させるのに役立ちます。

  4. ブルーベリー: ブルーベリーには抗酸化物質が豊富に含まれており、肝臓細胞を保護し、肝臓の健康を改善します。

  5. グレープフルーツ: グレープフルーツにはビタミンCと抗酸化物質が豊富に含まれており、肝臓の解毒プロセスをサポートします。

  6. オートミール: オートミールには食物繊維が豊富に含まれており、消化をサポートし、血糖値を安定させます。

  7. ニンジン: ニンジンにはベータカロテンが含まれており、肝臓の機能を向上させるのに役立ちます。

  8. ウォータークレス: ウォータークレスは肝臓の浄化プロセスをサポートし、利尿作用を持っています。

  9. シナモン: シナモンには抗酸化物質が含まれており、肝臓の健康をサポートします。

  10. ターメリック: ターメリックに含まれるクルクミンは抗炎症作用があり、肝臓の健康を向上させるのに役立ちます。

これらの食材をバランスよく食事に取り入れることで、肝臓の健康をサポートし、肝臓疾患のリスクを軽減できます。

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