カラーイメージ でここまで心が コントロール できる

カラーイメージ でここまで心が コントロール できる というのは現実的です。赤 オレンジ 黄色 などの暖色系は、心にアクセルをかける 色 です。

集中力や自信をつけたいときは 赤 オレンジ をイメージする

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もともとエネルギッシュな 色 ですから、本当に心が弱り切っているときには強烈すぎて、弱い胃腸が食あたりを起こしたのと同じようになってしまいますから、少しだけ自を混ぜた ピンク や クリーム ベージュ などのほうがあたりがやわらかく、落ち着けます。

でも、自分を鼓舞したいとき、明確な目標に到達したいとき、集中したいときに力を貸してくれるのは、強烈な 赤 オレンジ なのです。

目前にひかえたアメリカの大学院へ入学するためのテストにぜひ合格したい、というO さんは26歳の男性。ここぞというときに、どうも実力を発揮できない、自信と集中力をつけたいという目的がありました。

もともと高校時代にアメリカに留学し、はっきりとものを言うアメリカ的な考え方が身についたのですが、日本ではどうもそれでは人間関係がうまくいかず、思いもかけない失敗をして自信をなくすこともあったようです。

将来は自分で事業を始めたいという明確な意志の持ち主でもあるのですが、どうもプレッシャーに弱い気がする。アメリカの大学院へ入学するためのテスト ( G マット という、日本で言う共通一次のようなテストだそうです ) も、模擬テストで頭が真っ白になってしまい、あせったため、まずは、そのテストを乗り切るだけの精神力をつけたいと思っていました

そのテストは一時間の論文試験の後、10分の休憩、その後3時間ぶっ通しで記述式テストがあるという、かなりの集中力を要するものです。

彼には、イメージ・トレーニング法をまず指導し、実際に試験を受けている場面から、ポストに合格通知が届いたところ、そして晴れてアメリカで大学に通い始めるところまでを克明に思い描いてもらいました。

また、自信がなくなりそうになったとき、そして試験に出かける前には、エネルギーにあふれる太陽の 赤 をイメージして、呼吸してもらったのです。 赤 を吸って自信と集中力をからだ中にみなぎらせ、不安を 灰色 に混ぜて吐き出してしまう、というのをくり返してもらいました。

そして先日、模擬試験がとてもうまくいって自信をつけることができたのです。自分に余裕がなく、いつも緊張していて、また他人の目がとても気になっていました。どちらかと言えば、完壁にものごとをこなしたいと思っていたし、他人の評価を恐れて自分を出し切れないと感じることも多かったように思います。わたしのいまの目標はアメリカ留学に向けてのテストで充分なスコアを取ることですが、悔しい思いばかりでした。

自分がどういう性格なのか、どういう部分が優れていて、またどういう部分が足りないのかが理解できるようになり、自分をコントロールしやすくなりました。またリラックス法を行ううちに首のあたりの力みも自然に消え、心もだんだんと前向きになりました。

健康は心の状態と密接に関わり合っていて、心の持ちようで良くも悪くもなるんですね。だったら、物事はできるだけ良いことばかり考えて、健康で楽しく生きた方がトクだなと思えるようにもなりました。

意外なことにいずれも共通しているのが、社会的に認められているのに自信をなくしてしまったケースが多いことです。そんな人が公の場で、堂々と落ち着いて自信をもって行動したいとき、 赤 オレンジ が役立つように思います。

リラックスで心は強くなる

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