水 太る 間違い です。水 を飲むと太る と思っている人がいますがこれは間違いです。水が脂肪細胞になるという報告はありません。水を摂り過ぎて体重が増えたとしても、それは浮腫(むくみ) であり肥満ではないのです。
一時的に水分で体重が増加するので 太った と勘違いしてしまう人が多いのでしょう。
発汗を伴う運動をした後に体重が数キログラム減っている場合、そのほとんどが水分の減少であり脂肪の燃焼によるものではありません。水分をきちんと補給すれば、また元の体重に戻ります。そんなに簡単に脂肪は 何kg も燃えることはありません。
水太りの正体
「水太り」とは、余分な水分が身体に溜まりやすい「体質」または溜まった状態 のこと
よくいわれている「水太り」とは、「水を飲んだら太る」という現象ではなく、「余分な水分が身体に溜まりやすい」または「一時的に溜まった」という「体質」や状態を表しています。
リンパ管の働きが鈍いと「むくみ」が生じ、その状態が慢性化すると「水太り」になる
身体に入ってきた水分は動脈を通り、不要な分は静脈とリンパ管から排出されます。通常、メインで水分を排出しているのは静脈です。けれども、静脈が水分を排出する処理力には限界があるため、処理しきれなかった分はリンパ管から排出されることになります。
ダイエット中の女性は特に水太りを気にしがちですが、これは細胞の新陳代謝が悪く、身体に溜まった余分な水分を汗や尿として上手に排出できない「体質」のことなのです。決して、水が脂肪に変化して太るということはありません。
水自体にはカロリーがないため、直接的に太ることはありません。むしろ、適切に水分を摂取することはダイエットや健康維持にとって重要です。以下の理由から、水は太る原因にはなりません:
-
水分不足は代謝を低下させる
十分な水分を摂取しないと、体内の代謝が低下します。水分は細胞内での化学反応や消化・吸収に不可欠で、体温の調整や栄養素の運搬にも関与しています。水分が不足すると、代謝が鈍くなり、ダイエット効果が薄くなることがあります。 -
水は満腹感を助ける
食事の前に水を飲むことで、満腹感を得やすくなり、過食を防ぐことができます。特に食事の量を減らしたい場合、食事前の水分摂取が効果的です。 -
水分は脂肪燃焼を助ける
体内の水分がしっかりしていると、脂肪を燃焼する過程(脂肪の分解や代謝)がスムーズに行われます。適切な水分摂取は、脂肪を効率よくエネルギーに変えるために重要です。 -
水分摂取が不足するとむくみや便秘を引き起こすことがある
逆に水分が足りていないと、体が水分を保持しようとしてむくみが発生することがあります。また、便秘を引き起こし、体重増加の原因となることもあります。
水の摂取に関して注意すべき点
-
過剰に水を飲みすぎると、水中毒のリスクがある
ただし、過剰に水を摂取することも問題です。1日に過剰な水分を摂取すると、血液が薄くなり、ナトリウムが希釈されることで「水中毒」になり、体調に悪影響を及ぼすことがあります。