薬 サプリ を一緒に飲むのは NG

  • 投稿日:
  • by

薬 サプリ を一緒に飲むのは NG です。サプリメントは、あくまでも食事の補完です。薬ではないので薬と一緒に摂るのは、薬との相性もあるので NG です。

medications-g9cdd6c82c_640.jpg

よくさまざまなサプリと薬との飲み合わせについて質問されますが、薬と同様な成分が含まれるサプリもあり、血中濃度が高くなってしまいます。

食事と一緒に摂る方がサプリメントの吸収力は高まりますし、栄養価の落ちている現代の食材の栄養補完と考えれば、食事と一緒にサプリメントを摂るのはごく自然なことです。

食後30分に薬を飲むように指示されている方は、食事の直前か食事中に。食事の前に内服を指示されている方は、食後にサプリメントを補給しましょう。

薬 サプリ を一緒に飲むのは NG

最近では、健康に良いと考えてサプリメントを飲んでいる人も多いですね。
そして、「サプリメントは薬ではないから...」と言って、薬と一緒に飲んでいる人がいるかもしれません。 確かに、サプリメントは薬ではありません。サプリメントという言葉は、法令では定義されていませんが、健康保持・増進を目的とされた『食品』の総称であり、栄養機能食品やいわゆる健康食品のことを指します。 では、サプリメントは食品なので薬と一緒に飲んでも安全なのでしょうか?多くのものは一緒に飲んでも影響はありませんが、サプリメントの成分によっては薬の効果が弱くなったり、逆に効きすぎてしまう場合があります。
  以下に薬との飲み合わせに注意が必要なサプリメントの例をいくつか挙げます。
クロレラ 含有食品・青汁(ケール)・スピルリナ
  ビタミンKを多く含み、血液凝固防止剤ワルファリンの作用を阻害し、薬の効果を弱める。
セイヨウオトギリソウ(セントジョーンズワート)
  抗てんかん薬・気管支拡張薬・強心薬・抗不整脈薬・免疫抑制剤・血液凝固剤などの薬の効果が弱くなるおそれがある。
  また、一部の抗うつ薬では薬の作用が増強され、重大な副作用が起こるおそれがある。
イチョウ葉エキス
  抗血小板作用(血を固まりにくくする)があるため、血液凝固防止薬・解熱鎮痛剤との併用により、出血傾向が強くなる可能性がある。
この他にも飲み合わせに注意が必要なサプリメントはあります。
体に良いと思っているビタミンやミネラルのサプリメントでも、たくさん摂りすぎると薬の効果に影響を与えたり、副作用を引き起こすことがあります。
また、薬とサプリメントあるいは複数のサプリメントを一緒に飲むと、それぞれに同じ又は類似成分が含まれているものもありますので、必要以上に摂り過ぎないよう注意することも大切です。 

薬を服用中の人は、サプリメントを自己判断で使用せず、医師や薬剤師に相談しましょう。
  また、サプリメントを飲んでいる人は、薬局で薬を購入したり、病院で薬をもらう場合には、使用しているサプリメントがあることをご自身の体を守るためにも伝えるようにしましょう。


おくすりについて不安や疑問などがありましたら、かかりつけの医師や薬剤師にぜひご相談ください。

ビタミン

健康食品の素材 医薬品(主な商品名) 相互作用 期待される働き
ビタミンA ・血液凝固防止薬
ワルファリンカリウム(ワーファリン)
ワルファリンの抗血液凝固作用を増大させる。 ・夜間の視力維持
・皮膚や粘膜の保護
・テトラサイクリン系抗生物質
塩酸テトラサイクリン(アクロマイシン)
激しい頭痛が起こる可能性がある。
・角化症治療剤
エトレチナート(チガソン)
・抗悪性腫瘍薬
 トレチノイン(ベサノイド)
ビタミンA過剰症と類似した副作用症状があらわれることがある。
ビタミンB6 ・パーキンソン病治療薬
 レボドパ(ドパストン)
レボドパの代謝を進め作用を減弱させる。 ・タンパク質の代謝に関係
・神経機能の維持
ビタミンC ・利尿薬(炭酸脱水酵素抑制薬)
アセタゾラミド(ダイアモックス)
大量のビタミンCとの併用により腎・尿路結石が起こる可能性がある。 ・コラーゲンの生成
・抗酸化作用
・卵胞ホルモン薬
エストロゲン(プレマリン)
ビタミンCにより薬剤の代謝が阻害され、血中エストロゲン濃度上昇の可能性がある。
ビタミンD ・強心薬
ジゴキシン(ジゴキシン)
ジギトキシン(ジギトキシン)
メチルジゴキシン(ラニラピッド)
ジゴキシンの作用を増強することがある。ジギタリス中毒の症状(嘔気、嘔吐、不整脈等)があらわれることがある。 ・カルシウムの吸収促進
・骨・歯の形成
・活性型ビタミンD3製剤
アルファカルシドール(ワンアルファ)
カルシトリオール(ロカルトロール)
相加作用により高カルシウム血症があらわれる可能性がある。
ビタミンE ・血液凝固防止薬(血栓防止薬)
ワルファリンカリウム(ワーファリン)
アスピリン(バイアスピリン、バファリン81mg)
塩酸チクロピジン(パナルジン)
硫酸クロピドグレル(プラビックス)
大量のビタミンEにより、出血傾向が強くなる可能性がある。 ・抗酸化作用
・手足の血流の活性化
ビタミンK ・血液凝固防止薬
ワルファリンカリウム(ワーファリン)
ワルファリンの作用が減弱する可能性がある。 ・血液の凝固因子の合成
・骨・歯の形成
葉酸 ・抗てんかん薬
フェニトイン製剤(アレビアチン)
相互に血中濃度を低下させる作用がある。(作用の減弱) ・赤血球の形成
・核酸・タンパクの合成

薬の選び方

関連記事