「粗食」と一致するもの

不老長寿 若さ か 健康

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不老長寿 若さ か 健康 かという結論ですが、これは東アジア独特の言葉で、中国・韓国・日本あたりしか使いません。ほとんどの人が不老長寿という言葉は夢のようなもので現実には実現できないと思っているのが一般的です。

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アメリカなどでは、不老 ( = アンチエイジング ) と( 長寿 = ロングライフ ) は別々に考えられるものです。ロングライフの科学とは、エネルギーを少なくして代謝を減らし、体温を下げて、最低限の栄養で冬眠状態にする。そうすれば寿命は伸ばせるというわけで、「粗食でやせれば長生きする」の発想ですね。

一方、アンチエイジング、すなわち歳に逆らうこととは 30 歳を 20 歳に 60 歳を 40 歳に若返らそうという科学。

これは、若返るけれども寿命は短くなる、ということも多いのです。

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不老長寿 ホルモン療法

歴史的に、アンチエイジングの代表的な試みは、ホルモン療法です。これはもともと女性の更年期障害の治療で、閉経した女性に女性ホルモンを投与すると、もう一度生理がきたり、シミがなくなったりしてぐんと若返ります。

しかし、女性ホルモンを投与すると今度は乳がんになる確率が 100 倍も増えてしまうことがわかっています。

乳がんの「ホルモン療法(抗ホルモン療法)」とは、女性ホルモン(エストロゲン)を栄養として大きくなるがん細胞(エストロゲン感受性乳がん)に対して行う治療法であり、エストロゲンを抑えることにより、がん細胞の縮小や再発を予防する治療法をいい、「内分泌療法」とも呼ばれます。

ですから日本では、一部の治療目的以外、女性ホルモンの投与は限定的になっています。アメリカでは、「寿命が縮んでもいいから若返りたい」と願う女性が多いようで、自己責任のもとに処方されていますから、女性ホルモンは日本の 200 倍も使われています。ほとんど若さへのドーピングですね。

ホルモン」には、アミノ酸から生成されるペプチドホルモン、血液中のコレステロールから生成されるステロイドホルモン、アミノ酸誘導体ホルモン、プロスタグランディンといった種類があり、免疫、生殖、脳内の情報伝達、消化、排泄など生命活動を維持する役割を担っています。脳内の視床下部という部位で分泌がコントロールされ、脳下垂体、甲状腺、すい臓、精巣、卵巣といった臓器で生成されます。

エストロゲンやアンドロゲンといった性ホルモンは、ステロイド系です。女性ホルモンとして代表的なエストロゲンは、主に卵巣内の卵胞や黄体から分泌されるホルモンで、女性の月経や妊娠をコントロールし、また皮下脂肪を増やしたり、コラーゲンの生成を促すといった働きで、女性らしい丸みを帯びた体型、肌や毛髪のハリやツヤを作ります。

エストロゲンにはまた、破骨細胞の作用を抑制して骨芽細胞を増やすといった働きもあります。エストロゲンが減少した閉経後の女性に骨粗鬆症が多いのは、そのためです。また食物などで取り入れたビタミン Dを活性型ビタミン Dに変換させるのもエストロゲンの作用です。

腸内環境を整えれば若返る

日本は世界でトップクラスの長寿国ですが、単に長生きすることが必ずしも幸せとはいえません。

心の底から喜ぶべき長寿とは、健康であってこそではないでしょうか。このことは近年、「健康長寿」という言葉が注目されていることからもわかります。健康長寿とは、寝たきりや介護を必要としない、自立して生活ができる期間がどのくらいかを示した指標です。

健康長寿を左右するのは、何を食べ、どのような生活習慣を続けてきたのかにかかっているといっても過言ではありません。さらにいうなら、「腸」によいことをしてきたかどうかです。

米国と日本合わせて何十万例もの人たちの腸を診てきた医師が言います。間違いなくいえることは、高齢であっても、「腸」がきれいな人は健康で、元気で若々しいということです。だそうです。不老長寿は不可能でも腸内環境を整えることで見た目に若い容姿を作ることは可能です。まずは便秘を解消することからはじめるといいでしょう。

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不老長寿 食べ物

食べると不老不死・不老長寿になるといわれる食べ物も数多く存在します。
 
 くだんの中国では、仙人が住むといわれる桃源郷に実る「仙果」というくだものが尊ばれてきました。実はこれは桃の異名。仙女・西王母が漢の武帝に桃を授けたという伝説や、孫悟空が貴重な西王母の桃を食べてしまったという『西遊記』のエピソードもよく知られています。

 日本の『古事記』にはトキジクノカクという木の実が登場します。時の天皇・イクメイリビコはこの木の実を手に入れるため、家臣タジマモリを常世国に派遣しました。トキジクノカクは橘をさしますが、現在の橘とは異なり柑橘類の総称といわれています。また、アイヌの人々のあいだでは、昔からハスカップが「体を軽くし、不老不死をもたらす」と考えられてきました。

 桃はカリウム、カテキン、ビタミンB、水溶性食物繊維が豊富でダイエットにも最適。柑橘類はアンチエイジングにも効果あり。ハスカップは、ブルーベリーをはるかに上回るアントシアニンを含み、ビタミンC、カルシウム、鉄分含有量もくだものの中で上位に位置します。伝説の「不老不死の木の実」は、「健康をもたらすくだもの」といえるかもしれません

粗食 デメリット 粗食は本当に体にいいのか

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粗食 デメリット 粗食は本当に体にいいでしょうか ?飽食の時代と言われてから久しく、多くの人が 「 食べ過ぎ 」 を自覚しているためか、何年かごとに 「 粗食が体にいい 」ブームが起こります。 食べ過ぎ 、 飲み過ぎ をなかったことにしてくれるこんな パクパク 酵母くん のような商品が売れまくっています。粗食 デメリット について考えてみようと思います。

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粗食 デメリット 食事は、文句なく残さず

たしかに、現代は24時間苦労しないで食べ物を見つけて口にできますから、食欲以上に詰め込んでは、生活習慣病にまっしぐらです。

しかし、 「 腹八分目 」 と 「 粗食 」 は違います。たとえば、厳しい環境の中で生きている動物は、目の前のえさを逃したら、次にいつ食事にありつけるかわかりません。ですから、腹の中に詰め込めるだけ詰め込みます。食べられる時に食べるのが生きていくためには鉄則です。

動物には メタボ も ダイエット もありません。これを実験で、ラットをできるだけ動かさないようにして与えるえさも少なくすると、そのラットは長生きします。

ただただ長生きしたければ、生命を維持する最低限の栄養だけ摂って、活動量を少なくすればいいでしょう。一番いいのは 「 冬眠 」 状態です。

やせると長生きする、という説は、こんな実験からもきているのです。しかし、いくら 「 長生き 」 したいといっても、寝たままで余生を過ごしたいなどと思う人はいないでしょう。

そうすると、 粗食 ではとうてい体がもちません。かつて日本人は、 一汁一菜 といってご飯と汁物とおかず、それに漬物程度の食事をしていました。

それが今や、主食は ご飯 だけでなく パン に パスタ 、おかずも 野菜 魚介類 肉 乳製品... あらゆるものを食べるようになりました。

中華 フレンチ イタリアン エスニック 、その他どこそこの料理と、日常の食事にこれほど世界中の料理が入り込んでいる国があるでしょうか。

そして戦前まで 「 人生50年 」 程度だった日本は、世界一の 長寿国 になったのです。平均寿命が著しく伸びた大きな原因は、栄養価の高いものを食べ、バラエティに富んだ食事をするようになったからと考えられます。

厚生労働省によると、高齢者数の統計を取り始めた50年前には、100歳以上の高齢者は全国で150人程度でしたが、2012年には5 万人を突破し、330 倍を超える計算になります。

人数はともかく、昔も今も、そういう長寿な人々は、バランスよくなんでも食べているのです。実際に、100歳を超えて元気でいる方々は、みな食いしん坊です。

陸上競技の3種目で100 歳以上の部門で世界記録を持つ故・下川原孝さんは 「 全部残さず、文句なく 」 がモットーの食生活だったといいます。好き嫌いや味の注文はせずに、出されたものを美味しく召し上がられたそう。

また余談ですが、下川原さんは健康法として朝、白神山水 を コップ 1 ~ 2 杯の水を 3 分ほどかけて味わうように噛みながら飲むことを実践されていたとのことです。

白神山水 は、自然の恵みをそのまま味わうことのできるナチュラルミネラルウォーター です。ブナの原生林が育んだ天然水を一切の外気に触れさせることなくボトリング、非加熱製造で、世界自然遺産の恵みをそのまま味わえる ミネラルウォーター です。

人間の体の 6 ~ 7 割は 水 です。水にこだわることは命を考えるときに絶対に欠かせません。

体にいい食べ物か悪い食べ物か、などと神経質に考えず、和食でも洋食でも、肉でも魚でも、出されたものは何でも美味しく食べる。甘いものもお酒も、決して遠ざけることなく楽しむ。長生きしたいと食べ物に気を追って毎日を過ごしたわけではなく、楽しく美味しく何でも食べる。

つまり、バランスのとれた食事をよく噛んで食べ、その結果、無理なく長寿になったというわけです。バランスよく食べ、偏った考え方に固執しない生き方が体に負担をかけなかったのでしょう。

粗食のデメリット

粗食(そしょく)とは、主に精製されていない食品や加工の少ない食品を中心に摂取する食生活のことを指します。

一般的には、穀物、野菜、果物、豆類、健康な油、タンパク質源などをバランスよく摂取することを意味します。粗食のアプローチは、栄養素が豊富で健康に良いとされていますが、一部のデメリットも存在します。

  1. 栄養不足: 粗食が不十分にバランスの取れた食事である場合、栄養素が不足する可能性があります。特にビタミンB12やビタミンD、カルシウム、鉄などの栄養素は、動物性食品からのみ摂取される場合があり、粗食のみでこれらの栄養素を摂取することが難しい場合があります。

  2. 消化不良: 粗食には食物繊維が豊富に含まれているため、過剰な摂取や急激な増加により消化不良を引き起こす可能性があります。特に消化器系に問題のある人や、消化器官が弱い人は、食物繊維の摂取量を適切に調整する必要があります。

  3. 栄養素の吸収阻害: 食物繊維やファイトケミカル(植物由来の化合物)が豊富な粗食は、一部の栄養素の吸収を妨げる可能性があります。特に鉄や亜鉛などのミネラルは、粗食の食品中に含まれるファイト酸やオキシサライツなどの物質によって吸収が阻害されることがあります。

  4. 好みの問題: 一部の人にとって、粗食の食材や味付けが好みでない場合があります。この場合、粗食の食生活を維持することが難しく、栄養不足や食事の満足感の低下を引き起こす可能性があります。

これらのデメリットを考慮すると、粗食を取り入れる際にはバランスの取れた食事を心がけ、栄養素の摂取量や消化器官の状態に配慮することが重要です。また、個々の好みや体調に合わせて柔軟にアプローチすることも重要です。

粗食