タグ「いびき」が付けられているもの

いびき防止グッズ「絆創膏」

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

のどの渇きを防いで安眠につなげる

睡眠中に口内やのどが渇いて不快になり、目が覚めてしまうことがよくあります。これは、老化現象の1つでもあるようですが、高齢者でなくても空気がひじょうに乾燥しているときやお酒を飲んで寝たとき、またはいびきをかく人や蓄膿症の人にもよくみられます。

このような場合、いったん起きて水を飲んだりすると、目が覚めてしまい、なかなか再び寝つくことができません。

不眠症と睡眠障害はこちら

1度や2度ならいいでしょうが、毎日のようにこれが続くと、なんとなく体がだるくて疲れやすくなり、そのうち体調を崩してしまいます。 睡眠中に口内が渇く原因の多くは、口を開けて呼吸をしているからです。

「口を閉じて鼻で呼吸しながら眠れば渇かない」はずだと思い切ってばんそうこうで口を封じてみたのです。 すると、鼻呼吸になって舌の根元がのどのほうに落ちないため、いびきが小さくなり、口の渇きがなくなってきたのです。途中で目が覚めることもなく、快適な睡眠がとれるようになりました。 ばんそうこうは、市販のもので、口唇にガーゼがかかるようにし、口に斜めにはります。口呼吸の害は意外に影響が大きいといえるかもしれません。

[PR]

命にも関わる 睡眠時無呼吸症候群

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

睡眠時無呼吸症候群 は、最近その病名をよく耳にするようになりましたが、実際にどういう病気なのかは意外と知られていません。
また、 「 呼吸が止まっているようだ 」と家族に指摘されないかぎり、本人にとっては眠っている間に起こることですから、自覚がないこともあって放置しがちな病気です。

2899022_s.jpg

睡眠時無呼吸症候群 は、3つに分類できる

睡眠時無呼吸症候群 は、文字どおり、睡眠中に呼吸が止まる状態です。のどの気道(空気の通り道)の上部がふさがる 「 閉塞型 」 と呼吸中枢の機能低下によって起こる「中枢型」、さらに両者が混合した「混合型」があります。

現在、無呼吸症の診断を受ける人のほとんどは、 閉塞型 であるといわれています。 では、なぜ眠っている間に呼吸が止まるのでしょうか。

閉塞型の場合は、上気道(鼻からのどにかけての空気の通り道)が狭くなってしまうためで、中枢型の場合は気道には異常はないのですが、脳の呼吸中枢から呼吸筋への命令伝達がうまくいかないことが原因です。

混合型 の場合は、両者の要素が混じって起こります。呼吸が止まるというとびっくりされるかもしれませんが、もちろんずっと止まっているわけではありません。専門的にいえば、眠っているときに 10 ~ 90 秒 ( 平均30秒 ほど ) の 無呼吸状態 が一晩に 30回以上くり返されると、 無呼吸症候群 と診断されます。

いびきをかく人は要注意

いびきを甘くみてはいけない

このようなことがなぜ起こるかを説明する前に、まず鏡で口の中をじっくり見てください。すぐにのどの真ん中の奥にある 口蓋垂 ( のどちんこ) とそのすぐ上にある 上顎 の奥のやわらかい部分である 軟口蓋 が見えるはずです。

そして、 口蓋垂 の真下から舌が突き出ているはずです。舌のつけ根のことを舌根といいます。

上気道を囲んでいるこれら筋肉は、起きているときはそれぞれの位置にきちんと位置していますが、上を向いて眠ってしまうと、緊張が低下して筋肉が弛緩し、口蓋垂と軟口蓋が後方に垂れ下がっていきます。 すると、上気道をふさぐことになり、同時に舌根も重力で上気道に落ち込んでしまいます。

そのため、上気道は起きて座っているときにくらべてかなり狭くなってしまうのです。肥満や鼻の病気などでもともと上気通が狭い人だと、狭いところに口蓋垂と軟口蓋、舌根が垂れ込んでくるわけですから、気道が完全にふさがれてしまい、窒息状態を起こすのです。

そうなると満足な呼吸ができませんから、血液中の酸素の濃度が低下し、二酸化炭素の濃度が上昇します。さらに、脳にある呼吸中枢が刺激されて息を吸い込もうとすると激しい呼吸運動が起こるのです。 その結果、最終的には強い呼吸運動が上気道の閉塞に打ち勝って、空気が肺に送り込まれます。

このとき、狭くなった軌道の壁が振動して、吸気性の激しいいびきが起こります。こうした閉塞型の無呼吸を起こしやすい人の条件は、「肥満」「老化」「飲酒」「過労」です。太ると、首の周囲や気道の周辺に肉がついて上気道を狭くします。とりわけ、首が短い猪首型の人に起こりがちです。

また、年をとると筋肉の緊張が弱くなって口蓋垂と軟口蓋などがたるんでしまうため、あお向けに寝ると口蓋垂などが後方に落ち込んで上気道を狭くします。そのほか、過度のお酒は決して質のよい眠りが得られるわけではありません。

しかも、 「 前後不覚 」 というほどに飲むと、気道周辺の筋肉を弛緩させることになります。過労もまた、ぐったりと眠り込んでしまうため、筋肉は完全に弛緩してしまいます。

いずれの場合も、いびきをかく率の高さと比例していることにお気づきでしょう。大いびきをかく人は、睡眠時無呼吸症候群を疑ってみる必要があるというのは、以上のような理由からです。

循環器系に負担がかかる

睡眠時無呼吸症候群 が慢性的に起こると、快眠が妨げられて脳の休息が損なわれるだけではありません。もっとも怖いのは、息を激しく吸い込むために、胸郭(胸の周りの骨格)の中の圧力が上がったり下がったりすることで、肺や心臓などの循環器系に負担がかかることです。

循環器系の中でもとくに、体全体に酸素叩を循環させる肺循環に負担がかかります。全身をめぐった血液は、心臓の4つに分かれている部屋の1つである右心房から右心室に入り、その後心臓のポンプによって肺に送り出されるのですが、その肺循環に負担がかかってしまうため、右心室が肥大してくるのです。

その結果として、全身性高血圧症、心筋梗塞などを起こしやすくなります。また、血液中の酸素がへって二酸化炭素がふえ、 低酸素状態 になるので、すぐには目立った変化はなくても、長い間には脳にも悪い影響が現れます。

無呼吸になるのを防ぐには、 横向き に寝ることです。 うつぶせ でもかまいません。いびきをかく人を横向きにすると、それだけでいびきが止まることはよく知られていますが、無呼吸も同じ理屈です。

上を向いて寝るから口蓋垂と軟口蓋が後方に沈下し、舌根などが後ろに垂れ下がるわけです。横を向いて寝ると上気道のほうには垂れ下がらず、横向きになるだけで低酸素状態を防ぐことができます。これはいうまでもないことですが、過度のアルコール摂取や過労を控え、肥満の方は体重をへらすよう日々努力することが大切です。

横向きに寝るためには 抱き枕 などを利用するのも手です。