威徳 漢方 成分 原材料 に関する詳細な解説

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威徳 漢方 成分 原材料 に関する詳細な解説です。「威徳(いとく)」は、建林松鶴堂が製造する漢方薬で、特に糖尿病や膵臓の炎症緩和に特化した独自処方であることが分かります。ここではその成分と原材料について詳しく解説します。

 威徳 漢方 成分 原材料

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「威徳」は、建林松鶴堂が製造する漢方薬で、特に糖尿病や膵臓の炎症緩和に特化した独自処方が特徴です。ここでは、その主要な構成成分である生薬と添加物、およびそれらがどのように「威徳」の効能に貢献しているのかを詳しく解説します。

「威徳」の主な効能・効果

  • 糖尿病

  • 膵臓の炎症緩和

「威徳」の構成生薬と特徴

「威徳」は、古典的な漢方処方である「白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)」を原典としつつ、独自の加減(アレンジ)が加えられています。

原典である「白虎加人参湯」の構成生薬:

  • 知母(チモ): ユリ科の植物の根茎。体の熱を冷まし、口の渇きを潤す作用があるとされます。

  • 石膏(セッコウ): 鉱物(含水硫酸カルシウム)。体の熱を強力に冷まし、炎症を鎮める作用があります。

  • 人参(ニンジン): セリ科のチョウセンニンジン。体力を補い、疲労回復や滋養強壮に用いられます。

  • 粳米(コウベイ): うるち米。胃腸を保護し、津液(体内の水分)を生み出す作用があるとされます。

  • 甘草(カンゾウ): マメ科の植物の根。多くの漢方薬に配合され、他の生薬の作用を調和させたり、炎症を抑えたりする作用があります。

「威徳」独自の加減と追加生薬:

「威徳」では、上記の「白虎加人参湯」から粳米(コウベイ)を除き、以下の生薬が加えられています。これにより、糖尿病や膵臓炎に特化した効果が期待できるとされています。

  1. 山薬(サンヤク): ヤマノイモ科の植物の根茎(長芋)。胃腸の働きを助け、滋養強壮、血糖値の安定に役立つとされます。

  2. 一位(イチイ): イチイ科の常緑高木。炎症を抑える作用や、利尿作用があるとされます。

  3. 猪苓(チョレイ): サルノコシカケ科の菌核。利尿作用があり、体内の余分な水分を排出する助けとなります。

  4. 沢瀉(タクシャ): オモダカ科の植物の塊茎。利尿作用があり、体内の余分な水分や湿気を排出します。

  5. 山梔子(サンシシ): アカネ科のクチナシの果実。体の熱を冷まし、炎症を抑える作用があります。特に肝臓の熱や炎症に用いられることが多いです。

  6. 黒豆(クロマメ): マメ科の植物。体内の水分代謝を促進し、血行を改善する作用があるとされます。

これらの生薬は、糖尿病に見られる「のどの渇きとほてり」「多飲・多食・多尿」といった症状や、膵臓の炎症を鎮めることを目的として配合されています。

「威徳」の剤形と添加物

「威徳」は一般的にエキス顆粒として提供されます。

  • 水製乾燥エキス: 上記の生薬を煎じて得られたエキスを乾燥させたものです。

    • 配合量(3包中): 威徳乾燥エキス 2.60g

      • 内訳: ニンジン、カンゾウ、タクシャ、チモ、チョレイ、サンシシ、サンヤク、イチイ、クロマメ 各2.22g(水製乾燥エキスを抽出する前の生薬量)

    • セッコウ: 1.80g (エキスとしてではなく、粉末としてそのまま配合されています)

  • 添加物:

    • 乳糖水和物: 賦形剤(漢方薬の粉末を固めたり、量を増したりするために使われる成分)

    • カルメロースナトリウム(CMC-Na): 賦形剤や結合剤として使われる成分

成分・原材料に関する注意点

  • 生薬由来の差異: 漢方薬は天然の生薬を原料としているため、製品の色や味などに多少の差異が生じることがありますが、品質には問題ありません。

  • 医薬品としての表示: 「威徳」は医薬品(指定第2類医薬品)として製造・販売されており、成分や分量は厳しく管理されています。

  • 用法・用量: 1日3包が目安とされており、食間に水またはお湯で服用します。15歳未満は服用不可です。

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